専門里親とは?あまり知られていない里親の種類を簡単紹介!

里親

こちらの記事では、里親の種類が4種類あると書かせていただきました。

今回は、「養育里親「専門里親」親族里親」「養子縁組里親」と4種類ある中から、「専門里親」についてお話させてもらいます。

専門里親とはなに?

ではまず、専門里親とはどのようなものなのか。

目的
特に家庭での親密な援助関係を必要とする被虐待児等に対し、施設では提供できない家庭的な援助を提供することにより、家庭復帰を前提として問題性の改善や治療を図り、自立を支援することを目的とする。

(引用元:https://www.wam.go.jp/wamappl/bb16GS70.nsf/0/cfcd8cab2f75a2174925727a00058d21/$FILE/20070206_1shiryou6_2.pdf)

上の文章をもう少し、簡単にすると

「虐待などによって保護され、施設よりも家庭養護が必要とされた子ども達に対し、児童養護施設などでは出来ない、家庭的な援助(1対1等の深い愛情での援助)を行って、家庭復帰を前提とする援助と自立の支援をする

と、このような感じになります。

心に深い傷を負ったり、特定の大人からの愛情などが不足し、1対1の関係性で愛情を与えていかなければならないなどと、判断されるような子ども達を養育する里親の事を「専門里親」と呼ばれます。

専門里親のまとめ

認定条件 ・下記の条件どれかに該当すること
1,養育里親の経験が3年以上ある者
2,児童福祉事業に3年以上従事した経験があり、その能力を認められた者
3,都道府県知事が1や2に該当した者より、同等以上の能力があると認められた者・専門里親研修を修了した者・子どもの養育に専念できる者
対象となる子ども 1~3の子どもを養育するに対し、特に支援が必要と認定された子ども
1,虐待などの行為によって心身ともに有害な影響を受けたこども
2,非行などの問題が顕著に出ている子ども
3,身体障害、知的障害、精神障害がある子ども
養育人数 2人まで
行政からの補助金 子どもの年齢により異なるが、毎月約19万の手当 ※詳細は補足へ
他の条件 一度で2年間しか契約できない。時期になったら家庭訪問などを受けて、必要とされれば、期間の更新をする

各項目の補足

それでは上記の表で説明した、各項目の補足をしていきたいと思います。

専門里親になる為の条件

専門里親にとして、認められるには専門里親研修を受けなければなりません。

しかし、専門里親研修は簡単に初めから受けられるものではないのです。

条件として

  • 養育里親として3年以上の経験がある
  • 児童福祉事業に3年以上勤めていたことがある
  • 上2つの経験はないが、該当する者と同等以上の能力があると認められる

この3つのどれかに当てはまらないと、専門里親研修を受ける事は出来ません。

※児童福祉事業には、保育士・児童指導員・児童福祉司・教員・医師・看護師などが挙げられ、その他の児童福祉に関する資格を持ち、児童福祉施設などで働いていること。

専門里親と認められている期間は2年間だけなので、2年ごとに更新(研修)をしなくてはなりません。

専門里親研修の内容

認定されるために受ける、専門里親研修の内容を簡単に説明しますと

基礎的な知識は、養育里親研修・児童福祉事業に勤めている際に理解しているものとします。

さらに、専門的に子ども達を養育していかなければならないので、障害児の特徴福祉サービス等についての講義や演習を受ける事になります。

専門里親の対象となる子ども

上記の最後でも、軽く触れましたがもう少し詳しくお話します。

対象となる児童
今まで虐待を受けながら育って重度の愛着障害を持った子どもや身体的・知的な障害を持つ子どもが対象となる。

上記のような理由から、養護施設などでの集団生活が難しいと判断された場合に「委託」という形で、専門里親の資格を持つ里親の元に預けられます。

専門里親は、子どもを養育していくのに専門的な知識が必要とされ、養育里親よりも難しい里親です。

なので、子どもを養育するにあたって通常よりも、丁寧かつ慎重な接し方が大事になってきます。だから、養育に専念できる環境が必要なのです。
(共働きの場合は一方が常に在宅しているなど)

行政からの補助金(専門里親手当)※平成30年度の時点

専門里親として認められ、支援の必要な子どもを養育している内は、毎月手当が支給されます。

手当の内訳(平成29年度に値段が引き上げされました)

  • 毎月の専門里親手当…月額137,000円 (2人目以降は94,000円)
  • 一般生活費…1人当たり 乳児58,570円 乳児以外50,800円
  • その他の手当(保育園費や病院費など)…自治体ごとにより変わる為、近くの児童相談所などに確認

乳児とは生後約1年ほどの乳児

専門里親の場合は、子どもの状態が通常とは異なるため、養育里親よりも毎月の支給額は多くなっています。

支給例1)子ども1人で3歳の子どもの場合

137,000+50,800円+α=18万7800円+α
(里親手当+一般生活費+α)

支給例2)子ども2人で乳児と5歳の子どもの場合

137,000+94,000+58,570+50,800+α=34万370円+α
(里親手当1人目+里親手当2人目+一般生活費(乳児)+一般生活費(乳児以外))

以上の金額が毎月支給されることになります。

数年などの短い間隔で手当の金額が引き上げられているので、今後も児童福祉が必要とされてくれば、金額が上がる可能性があります。

一般的な養育里親の補助金を見てみる

その他の条件など

表に書いてある通り、専門里親は2人の子どもまで・資格は2年間有効・何らかの福祉経験あり

といったものだけですが、資格取得・養育の難易度は難しいものだと思います。

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