里親になるには?養育里親って知っている?

里親

里親というのは、親の病気・離婚・虐待などいろいろな事情から、実親の元で暮らせない子ども達を自分の家庭に迎え入れて、実の親に代わりに愛情をもって育てる人のことを指します。

さらに、里親制度の中にも種類があり

この4種類になります。

今回は、この中から養育里親について説明していきたいと思います。

この養育里親というのは、よく言われている里親ですね。一般的に知られているのがこれではないでしょうか。

養育里親のほかにも、子どもや大人の状況・状態などに合わせて3つの里親の種類がある。という風に思ってもらって大丈夫です。

里親とは何か

一番最初にすごいざっくりと説明していますが、ここでは、少し詳しくいきたいと思います。

里親制度とは、児童福祉法に基づいて制定されています。

里親制度は、何らかの事情により家庭での養育が困難又は受けられなくなった子ど
も等に、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境の下での養育を提供する制度であ
る。家庭での生活を通じて、子どもが成長する上で極めて重要な特定の大人との愛着
関係の中で養育を行うことにより、子どもの健全な育成を図る有意義な制度である。
(以下略)

(引用元:厚生労働省HP)

このように書かれており、子どもが成長する上で「愛情」というものが必要になってきます。

この、「愛情」というのは一番身近な信頼されている存在から多く感じ取ると言われています。(今回でいうと里親)。

里親の条件

では、里親になるための条件とはどのようなものなのでしょうか。

里親になる条件 ・養育里親研修を修了している
・経済的に困窮していない
・里親希望者や同居人が欠格事由に該当していない
養育できる人数 6人まで
(委託児童は4人まで)
親子関係 里親との親子関係はない
親権は実親(産みの親)にある
子どもの年齢制限 原則18歳まで
里親期間 短期から長期まで様々であり、子どもや里親の状況に応じて変わってくる
親子関係の解消 親子関係はないので、途中で変わったり別の里親の元に行く事が出来る
行政からの補助金 子どもの年齢・里親の種類によって異なる※詳細は補足へ

(参考元:厚生労働省HP資料)

まずは、知っておきたい情報としては、これくらいではないでしょうか。

里親の条件の補足

では、ここからは上記で表にした各条件の補足や詳細を見ていきましょう。

里親になる条件

養育里親研修

里親として認定されるためには、この養育里親研修を受講する必要があります。

これは、里親制度の理解や保護が必要な子ども達への理解、養育するための技術・知識などの講習になります。

カリキュラム・各研修の内容の1つの例としてこちらをご覧ください。
座学や実習といったものになります。

経済的に困窮していない

子どもを預かり、きちんと養育していける家庭状況なのかどうか

経済的に自分や夫婦の生活でいっぱいいっぱいなら、子どもを養育する余裕がない、それが原因でまた生活が困難になると認識されるので、里親になることは出来ません。

里親希望者や同居人が欠格事由に該当していないこと。

欠格事由は4つあります。

1…成年被後見人又は被保佐人
※成年被後見人…精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある者
※被保佐人…精神上の障害により事理を弁識する能力が著しく不十分である者

つまり、精神的な障害により物事を正しく判断する能力が足りないと、家庭裁判所に審判を受けた者の事を指します。

2…禁固以上の刑に処せられた者
※禁固何年と実際に前科がある人のこと

3…児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律や、その他国民の福祉に関する法律の規定により罰金の刑に処せられた者

4…児童虐待又は被措置児童等虐待を行った者、その他児童の養育に関し著しく不適当な行為をした者

※被措置児童等虐待(ひそちじどう)…家庭での養育が困難で、保護のため施設へ入所措置をした児童に対して、施設職員が虐待を行うこと。

この4つに該当する人が里親希望を出したり、同居人(里親希望を出していないが、同じ家庭にいる日人)にいる場合は、里親認定がされません。

養育できる人数

同時に養育出来るのは6人まで(委託児童は4人まで)

委託児童…児童相談所が保護した子どもに対して、養育が必要だと判断された場合に、児童相談所が里親に養育する事を頼んだ子どものこと。

親子の関係

里親と子どもの間に親子関係は存在しません。戸籍も関係ないです。

子どもの年齢制限

原則は18歳までになります。

児童福祉施設なども基本的に18歳になると、施設を退所することが多いので、年齢もそこに合わせられているのだと思います。

きちんと養育することが出来るのなら、児童を預かり保育園などに預ける事も可能です。

中学生・高校生を預かる場合には、進学・受験・就職などが控えているため、人生経験など豊富な方が求められていたりもします。

里親の期間

里親として、子どもを預かるのに期間制限はありません。

しかし、養育里親としての資格が5年ごとの更新が必要な為、同じ子どもを養育し続けるにしても、資格の更新をする必要があります。

病気などの理由で預けられた子どもを、里親として預かる場合は数週間・数か月だけという場合もありますし、乳児~18歳までと長期で里親になっている事もできます。

安全に子どもが養育が出来るのならどれ位でも可能です。

行政からの補助金

里親の大きな特徴として、補助金が出る事が挙げられます。

支給される補助金(平成29年度に引き上げ)

  • 里親手当(月額)…86,000円(2人目以降,43,000円)
  • 一般生活費(月額)…乳児 58,570円、乳児以外 50,800円
  • その他の手当もありますが、自治体などによって変わるため、近くの役所などにお問い合わせください。

※一般生活費は、食費や被服費などの事を指します。
(参考元:https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000358499.pdf)

例)養育する子どもが1人で2歳~の子
86,000+50,800=13万6800円+α

例)養育する子どもが2人で1歳乳児と3歳の子どもの場合
86,000+43,000+58,570+50,800=23万8370円+α

例えばこれらの金額が毎月支給されることになります。

また、専門里親にも補助金など支給されるので合わせてご覧ください。

おまけ

条件は養育里親とほとんど同じで「短期里親」というものもあります。

これは、養育期間が1年以内という短期間のみ里親になる事です。

1人の子どもを長く見るというよりは、緊急性のある子どもを数多く見ていくといった里親です。
多くが委託児童になる場合があります。

里親制度は更新が必要!

養育里親研修を修了したら一安心ですが、里親として5年間しか認定されないので注意が必要です。

5年ごとに更新研修を受ける必要があり、これを受けないと里親として養育することが出来なくなります。

乳幼児から連続で長期間預かる場合も、途中で更新研修を受ける必要があります。

里親制度は、養子縁組と違い戸籍も親権も関係がないです。

子どもが出来ない、兄弟が欲しいけど年齢的に心配などの不安がある方は、里親制度を1つの方法として考えてみてはどうでしょうか。

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