日本にたった1つの赤ちゃんポスト~こうのとりのゆりかご~

こうのとりのゆりかご 扉 こうのとりのゆりかご

日本にたった1つしかない赤ちゃんポスト。その名も「こうのとりのゆりかご」

赤ちゃんポストというのは、1人で育てられない環境下にいるお母さんから、赤ちゃんを預かり、施設に入れたり、子どもを望む養父母の元へ預ける場所。

赤ちゃんポストに預ける理由として、未婚や経済的理由などによるもの。

他には、出産直前にパートナーに家庭がいる事がわかり、1人で産み育てられなくなってしまった。性的暴行により望まない妊娠をした女性や、中には未成年もいるそうです。

「こうのとりのゆりかご」のまとめ

自分の家庭でどうしても育てられない、周りに知られるのも辛い、それでも赤ちゃんと離れなければ…という状況のお母さん・お父さんがいると思います。

そんな時、名前など出さず匿名で赤ちゃんを預けられる「赤ちゃんポスト」という場所があります。

しかし、現在の日本には熊本県にある「こうのとりのゆりかご」の1ヶ所のみしかありません。

きっかけは、県内で起きた事件から

「こうのとりのゆりかご」の運営が始まったのは、2007年5月10日

この運用よりも少し前のこと、2005年~2006年の1年間で新生児遺棄事件が3件も熊本県内で起きてしまいました。

さらに1年ほど前の2004年

こうのとりのゆりかごを発案した、蓮田太二委員長は生命尊重センターの誘いで、ドイツの赤ちゃんポストなどの取り組みを視察してきたばかりだったのです。

その視察の経験もあり、直後に悲しい事件も起こってしまいました。

2つの大きな要因があって、日本唯一の赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」を設立することとなったのです。

時系列でいうと下記のような流れになっています。

2004      蓮田太二委員長がドイツへ視察に行く
シュテルニ・パルク(保育園)
ノイケルン病院(公的病院)
ウァルトフリーデ(プロテスタント系院)
聖ヨセフ病院(カトリック系病院)
2005~2006熊本県内で3件の新生児遺棄事件が起こってしまう
2007視察や事件を踏まえて、5月10日に「こうのとりのゆりかご」を設立

こうのとりのゆりかごには、何人預けられたのか

こうのとりのゆりかご運営開始(2007年)~2017年の10年間で預けられた赤ちゃんは137人

平均的に1年間で10人前後の赤ちゃんが預けられているという
もっとも多かった年は、2008年度で25人でした。

預けられた赤ちゃんの生まれや年齢などの詳細は、2015年度までのが125人まで出ています

『預けられた赤ちゃんの年齢』
・生後1か月未満の新生児…104人
・1歳未満の乳児…14人
・1歳以上の幼児…7人

『預けた父母の居住地』
・北海道…1人
・東北…3人
・関東…22人
・中部…11人
・近畿…10人
・中国…8人
・四国…1人
・九州…39人
・国外…1人
・不明…29人

このようになっています。

見てわかる通り、およそ全国から預けに来る人がいる。あまりに遠いところはどのようにして預けに来たのかは分からないですが、確実に需要があり、世の中に必要とされている設備だと思います。

熊本の慈恵病院で行われている他のサービス

こうのとりのゆりかごを運営する慈恵病院には、電話やメールによる相談窓口があります。

慈恵病院の院長である、蓮田太二さんは「ゆりかごはあくまでも最後の手段」と言っており、24時間体制で相談窓口を運用しています。

この相談窓口への相談件数は年々増加しているとのことで、平成29年度(2017年)には7444件もの相談が寄せられたとのことです。

さらに、7444件の相談の内、熊本県外からの相談件数は5859件(全体の78%)にも及んだそうです。

この結果を踏まえて、熊本市の子ども政策課は「市に出来ることは限られている、同様の相談窓口の設置を国に求めていきたい」と話しているそうです。

(引用記事:https://www.sankei.com/west/news/180427/wst1804270072-n1.html)

電話相談窓口SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談
TEL…0120-783-449 メールでのご相談相談メール係

2019年3月から下記の取り組みも開始されました。特別養子縁組のあっせん

医療法人 聖粒会 慈恵病院の場所

日本にある赤ちゃんポストは、現在は熊本県にある1ヶ所のみです。

運営団体

医療法人聖粒会 慈恵病院

慈恵病院のHPはこちら

住所

熊本県熊本市西区島崎6-1-27

地図

  • JR熊本駅からタクシー約10分(徒歩で)
  • JR上熊本駅からタクシー約5分(徒歩で約20分)
  • 熊本市電B系統 段山町駅から徒歩で約15分

赤ちゃんを手放す事は悪いことではないと考えます。

苦悩から、自分を追い込み、命に手をかけてしまう事が、一番悪い事だと思います。

もちろん、子どもの権利や親の義務といった問題があるでしょう。

しかし、命に手をかけてしまったり、罪を犯してしまう事を考えれば、赤ちゃんポストに預ける事はいけない事ではないと思います。

あなたの味方は電話の向こうにたくさんいます。

ちょっとした悩みでも大丈夫です。手遅れになる前の相談をしてみてください。

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